家族信託FAQ
受託者にはどのような権限があるの?
受託者の権限について
家族信託の受託者には、信託財産の管理または処分その他信託の目的の達成のために必要な行為を行う権限が与えられます。
すなわち、家族信託契約で一つ一つ受託者の権限を明記しない場合でも、委託者の希望の実現に必要となる行為の権限が認められることになります。
そこで、家族信託契約では、財産を受託者の管理に託す目的を明記することで、受託者の権限と義務の範囲を画しておく必要があります。それでも、定めた目的の達成のために必要な行為の範囲に解釈の幅がありますので、委託者の希望に反する受託者の権限を無いようにしておくためには、受託者に行えないことを細かく記載しておくとよいでしょう。
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