不動産を信託すると登記はどうなるの？

家族信託の目的となった財産の所有権は受託者に移転することとなります。
したがって、不動産のような価値の大きな財産の名義が自分のものでなくなってしまうことに不安を感じるのは当然のことです。

そこで、価値の大きな不動産という財産の安全性を保つための登記制度では、不動産が家族信託の目的となった場合、所有権移転登記と併せて信託の登記が示されるようになっています。
その不動産を取引しようと登記記録を確認すれば、所有権が受託者の名義にはなっているものの、自由に処分することが出来ず信託契約に従った管理・運用がなされている不動産であることが分かるように信託の登記がされているので安心です。